酒豪でも、毎晩晩酌しているわけでもありませんが、珍味や酒の肴など香り豊かな塩の効いた食品が好きで、ふるさと納税では、ついつい日本の北側のものに目がゆきます。
今回は、ホヤが食べたいなーと、塩だけで漬けたものを探し、
岩手県普代村(ふだいむら)の「ほやの塩辛」に納税しました。
パッケージをみると製造は岩手県久慈(くじ)と書いてありました。地図で確認すると、岩手の海沿いで久慈と普代は隣接している。
シンプルですごくかっこいい瓶ですよね。
このパッケージ、牛乳瓶のようなものにはいっているんですよ。書体も手作り感があって、すごく素敵じゃないですか。
ぜひこういうパッケージは改良せず、貫いてほしい逸品です。
冷凍で届きました。そしてカチカチに凍った瓶からは、ほやの香りが少し漏れていました。
もうすでに磯の、潮の匂いがします。う~ん、旨そう♪
子供の頃、父が晩酌のあてに「ほやの缶詰」を食べていたのをはじめて味見したときの衝撃。
この食感と香りおえー。こ、こんな気持ち悪いものよく食べてるなぁ(汗)どーゆーこと!?
それ以降、40代近くまでほとんど口にしたことがありませんでしたが、
ちょっと素敵な居酒屋さんでほやの塩辛を食べて以来、大好きになり、夏場スーパーでほやを発見したら、自宅でお刺身も造れるほど、好きになりました。
新潟で手に入る生のものはだいたい小ぶりなので、身が薄いのですが、久慈の「ほやの塩辛」は、塩で漬けてあるのに肉厚で弾力があって歯ごたえいいです。久慈というのか普代村というのか。
変な苦味もなく、潮の香りがクリアで、塩加減も辛すぎず非常に美味しかったです。
例えるなら、桃屋のいかの塩辛の4分の1ほどの塩加減という印象です。
解凍するには、冷蔵庫で1~2日です。
解凍してみると、ぶつ切りのホヤがゴロンゴロンと入っているのがよくわかりますよね。
冷えた日本酒とは抜群でしょうね。辛口の純米大吟醸とか、生搾り原酒などと合わせるとあいそうだなぁ~。
わたしは、今回、あつあつの緑茶と共にいただきました。緑茶にもよくあう~
ほやは独特の香りがあり、わたしには海そのもの。潮の香水が口の中に広がる感覚です。ただしこの香りが、好き嫌いの分かれる食材でもあり。
お好きな方には非常におすすめしたい。また、ちょっとチャレンジしてみたい方にも、素材そのものなのでキチンと味が理解できる試しやすいとタイプだと思います。
もし香りが気になる人は大葉の千切りを添えると、シソの香りが、引き立ち、とても良くあうと思います。
機会があったら、わたしはまたリピートする逸品でした。
(実際、他県のある食品では絶対リピートしたくないものも中にはありました、それは言えませんが、口にあう合わないは個人それぞれなので)